隠岐神社は後鳥羽天皇をおまつりする神社として、昭和14年に創建されました。 後鳥羽天皇は第82代の天皇であり、歴代天皇の中でも文武両道に優れておられたと伝えられます。 後鳥羽天皇の在位は、今から約800年前の鎌倉時代初期にあたります。 源氏と平氏の争いの後、勝利した源氏は政治の中心を京都から鎌倉に移してゆきました。鎌倉幕府の誕生です。 しかし、京都はもちろんのこと各地方都市は、長引いた源平の争いの中で荒廃をしていました。 こうした中、天から授かった文武の才を余すところなく発揮され、文化の薫り高い国の再建を目指されたのが後鳥羽天皇であります。 後鳥羽天皇が愛用された菊花の紋は、現在の皇室の菊の御紋の起源とも言われております。 後鳥羽天皇の御神徳を広め、また求める者に天皇の守護と活力を授けるのが隠岐神社です。 |